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福井便り⑥~モダンの製造方法について

前回の記事ではメガネパーツの紹介として鼻パッドを紹介しました。今回は同じメガネパーツでもモダンと呼ばれるパーツを紹介します。モダンとは眼鏡を掛けたときに丁度耳に掛かる部分のパーツです。
※矢印部分です。

モダンは掛け心地を大きく左右するパーツです。そのためSPECSではこの部分の調整はお客様と話し合いながら時間をかけ慎重に行います。

本日訪問したメーカーはモダンの射出成型の会社です。
※射出成型とは金型を用いて、合成樹脂(プラスチック)などの材料を溶かしこんで成型する方法です。

カラー見本帳を見せてもらいました。

通常はカラー見本帳から選ぶのですが、デザイン上のこだわりによっては特注してオリジナルカラーを作ることもできます。

このメーカーは全て安心できるバージン材を使用しています。再生材は一切使用していません。
※一般的に再生材はバージン材と比べて品質が劣ると言われています。

最初の出来上がりは6ペアーまとめて成型されています。


ここから余分なところをカットします。

モダンも磨き工程があります。通称バレル磨きやガラと言われています。

中に入れるチップや研磨材は職人のこだわりの配合です。天気・気温・湿度によって微調整しています。この配合や調整方法は門外不出の場合が多いです。


この工程を通すことにより仕上がりの艶が全く異なるものになります。

完成したものはお見せできませんが有名なメガネブランドのモダンが製造されていました。 射出成型の他にもモダンを作る方法はあります。又の機会にご紹介します。

福井オフィス 山田